週末の映画の2本目は『ファッションが教えてくれること』にした。
原題は"The September Issue"
ファッション界を牽引する"VOGUE "アメリカ版の名物女性編集長、アナ・ウィンターのドキュメンタリー。
実は彼女、『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じたミランダのモデルとなった人物。
わたしもファッションにはこだわりがややある方で、この手の作品はいくつか観たし、実をいうと大学ではフランス文学を専攻していて、卒論もファッションと女性の独立に関することを書いた。
そもそも、おいたちも両親がオーダーメイドの仕立てをやっていて、ずっと舶来物の生地に囲まれて育ってきたから、身につけるものとしてのファッションは、わたしにとっては重要な自分の一部。
作品のなかで、彼女が自分の強みをー決断力ーと即答するシーンは、それが圧倒的な自信に裏づけられたもので、それは誰が語るよりも説得力があり、彼女という人物そのもの。少なくとも社会的なイメージとしては。
ファッションの華やかさ、煌びやかさと、ものをつくるという業界の厳しさがせめぎあう独特の空気感が伝わってくる、好きな作品。