九龍ジェネリックロマンスを読んでいる。
眉月じゅんさんはオトナのキュンとくるかんじがうまい。
どこかレトロでどこか近未来、どこか現在進行形。混在していて不思議な世界観を作っている。
不動産屋に勤める鯨井令子と同僚の工藤のラブロマンス。
作中で好きな台詞。スイカを食べた後でタバコを吸うのが好きだと言う鯨井に工藤が、
クセを見つけるとうれしいし、思い出せるだろ。そのクセの持ち主をさ。
オトコの言葉はちょっとはロマンティックなくらいがいい派だから、こういうのはグッとくる。
ちょっとめめしいくらいで、それをカッコつけて隠すくらいで。
それくらいがかわいい。
工藤はそういうかわいげのあるオトコだと思う。
ガツンとは来ないけど、ジワッとくるエモさがある。