ツバメの巣から落ちてしまった３羽のヒナたち。
車両の出入りで引かれないように端に追いやるくらいで、特に手も出さずに見守っていた。
すると、５センチ四方の鉄の格子の穴に縦にちょんちょんちょんっと３羽並んでかわいらしくとまっていて、そこに親鳥がエサをやりに来ていた。もう間もなく巣立ちというほどになっていたし、飛ぶ練習もしていたので、それも１日ほどしか見られない光景だった。
巣から追われたものがその後どうなるのか想像したこともなかったけど、それに代わるかたちで何かを見つけて応用して、たくましく生きていくものなのだなと思った。鳥が応用するとは思ってなかった。けど相手も生命がかかっている。
これはひとつのケース。たまたま鳥瞰で見守ることができたけど、私も自分のことをときどき俯瞰で見ておかないとゴールを見誤るかもしれないぞと思った。
