東京2020大会からオリンピック種目になった空手は沖縄発祥の武術。でも、日本発祥のスポーツということをあまり意識してこなかった。今回オリンピック種目になったことで、ゆくゆくは学校教育に組み込まれたりするのかもしれない。
空手の形という演武を通しでみたのは、実は今回が初めてだった。形は数十あって、仮想敵を見立てての攻防を決まった順序で演武する。
採点は技の正確性によるところが大きく、形なのでそもそも技のオリジナリティを競う発想はない。礼に始まり礼に終わる、という美学を広く知ってもらうにはいい機会かもしれない。学生時代にはスポーツを通して、そういった心もちのようなものをよく教わったけど、卒業してからはなかなか。
何事も卒業してからがひととしての本質だなと思わずにはいられない。どう活かしていくのか…とかね。
