冬季オリンピック北京大会の女子フィギュアスケートにROCで出場しているロシアのワリエワ選手。
昨年12月に彼女の検体からドーピングが検出されたが、年齢を理由にオリンピック出場が認められたことで世界的に波紋を呼んでいる。
オリンピックに出るほどの、それもメダルを狙えるようなトップアスリートならば陽性だったからオリンピックに出場できないと裁定されたとして、文句が言えるかな。そういうひとをこれまでも見てきただろうから。
でも年齢を理由に出場が認められてしまったせいで、15歳の少女が批判の矢面に立たされている。そのことが不憫。
例外なく出場できないと裁定すれば、彼女はこんなストレスを背負うこともなかったし。
ドーピングが検出されるから市販の風邪薬も飲めないアスリートたち。私たちが見るアスリートのすべては、厳しくも同じ条件を当たり前にクリアしてきた者であって、それが少なくとも出場資格。彼女自身もこんなこと百も承知。
素人が思うこととしては、今期のオリンピックの出場資格をはく奪される責を受けるのは彼女であるべきだとしても、今回の件で責められるべきは彼女ではないように思う。彼女の年齢のことを言うなら、大人はそんな少女のためにきちんと裁定してあげるべきだったんじゃないかな。オリンピックに出られる年齢要件を満たしてるなら、何かフェアじゃない感じが…。
今日、女子シングルフリー。