OLの週末野望日記

週末が楽しみでしょうがないOLのライフログ

蝉の音

蝉が今日から鳴き始めた。蝉の声を聞くとワクワクする。
私が小学生の夏休み、スイミングスクール主催のキャンプで偶然、蝉の羽化に立ち会ったのが思い出されるのだ。
茶色の幼虫がたどたどしく木に登り、背中から美しい白とみどりの成虫が殻を破って出てくる。ワシワシと鳴く蝉のカラッとした昆虫ぽさとはほど遠いやわらかさと色彩。人間が触れてはならないドキドキ感。成虫となるまで7年も土の中で息を潜めて、成虫となってからは、7日ほどのいのちという生命の不思議。子どもながらに儚く感じたことを覚えている。
蝉の音を聞くと、そういうことが瞬時に頭をよぎって、ワクワクするのだ。
先日は、通院途中に八百屋さんの店先の角でカブトムシが並んでいるのを見かけた。商品として。通院帰りにまた通ると、早くも売り切れていた。シュールだなあと思いながら、やはり夏の昆虫というのは自然とワクワク感が湧いてくる。カブトムシやクワガタ、蝉、スズムシをペットが飼えない代わりに、飼っていたなあ、と。


夏が近づいている。