白いサージカルマスクにファンデーションやチークがべったりとついているのを見ると辟易としてしまう。
肌は日焼け止めだけだから、肌色がつくことはまずない。さらに今はアイメイクを深みのある色でハッキリめにしているから、チークレスでマスクは白いままだ。というかそれがイヤでファンデーションをしないのではなくて、もともとしないままマスク時代に突入した。
これは美学の問題だ。いくつかのパターンに分かれると思う。
①肌そのものをすこやかに美しくしたい。それは残念だけど、一朝一夕にはならない。毎日の積み重ねでファンデーションレス。だからアラが少々あっても仕方ないし、それより日々の肌の調子と向き合いたい。
②肌を美しく見せたい。一朝一夕にはキレイにならないから、ファンデーションをするけど、これって常識じゃないかな。
ここまではノーマスク時代。
マスク時代は変容している。
②に変化が出てくる。
マスクの内側は見せるものじゃないから、マスクがどんなに汚れたって、マスクを取ったときの肌はキレイに見せたいわ。
という、豪腕ぶりを発揮。これはかなり少数。
③は、ノーマスク時代の②から派生して出現。
どうせマスクで見えないし、もともとナチュラルメイクだから、少し省略してるよ。
という人は結構多いのでは。
美容系マガジンを見ていても、こんな時だからこそ素肌美改革に目覚めるという人も多そうだ。
ファンデーションをつけない男性の素肌の方がキレイなことが多いってこと、みんな知らないはずがない。そもそも女性ホルモンで肌がなめらかに保たれるアドバンテージがあるのに、だ。
肌を犠牲にしてリスクを背負うことが個人的には理解できない。さらにストレスの多いはたらく女性の肌環境はますます過酷になる。
肌やダイエット、一朝一夕にしてならないことは、女性の永遠のテーマに違いない。