地下鉄に乗っていると、前に座った女性。
ハイウエストのホワイトデニムのパンツにベージュのスリーブレスのワントーンコーデ。ワンレングスでサイドはストレートアイロンでカールして流して、セミロングにややくびれのあるヘアスタイルやメイクはブラウンメイクで派手ではないけど、しっかりと仕上げているのを見るとコンサバティブで大人っぽい。
何でここまでよく見ているかというと2つあって。
まず、私の似合うスタイルを体現しているということ。
私の体型や顔からキレイめがハマると診断してもらった。シンプルで上品なスタイル。
ただ私はもともとそういうスタイルが好きというわけではなかったから、「できるだけ」キレイめというセンで甘んじていた。でも彼女を見ると、そうだな、このスタイルなんだよなと何か心に響いた。ちょっと作戦の練り直しだ。
それからもうひとつは、彼女が膝と膝をぴったりくっつけて座っているのに目を引かれた。
私は常態としてパンツスタイルで座るとき、膝と膝が拳ひとつ分くらいは開いている。それが楽だし、だらしなく見えるわけでもないから気にもしてこなかった。ハッとしてささっと見渡したけど、みんなと言っていいほどパンツスタイルの女性は膝が開いている。だからいいというわけじゃないぞ、これからはピチッと膝をくっつけようと思った。
何かメッセージ性の強い出会いだったな。