先日で新幹線を利用したときのこと。
出入口付近の一番後ろの指定席を取って悠々と過ごした。
降車のとき、主要駅ということもあって降りる人が多くて待っていた。
そこで20人ほど通した最後の人が、どうぞと通してくれた。最後の人だから通しても通さなくても変わらないんだけど、印象的だった。
平日、先を急ぐビジネスマンの列。私もスーツ姿でお互いに仕事モード。特に期待もしないし、迷惑もかけない。休みのときみたいな心の余裕もないし、敢えてそういう軽やかさは排除する思考回路にスイッチしている。
でも。人と違うことをすると、そこに意思を感じる。
私が先を譲った20人ほどの名もなき人の中で急に人物が浮き立つ。
この効果はスゴい。
何もこの場面でもなくてもこの効果は出せるのがおもしろい。
これはすぐにでも使ってみようと思わせた。