アンサング・シンデレラ。
石原さとみ主演のコミックス原作のドラマ。
病院薬剤師の仕事が取り上げられている。
個人的にはコミックスより、ドラマはより現場感覚が描かれていておもしろい。
薬剤師は確かに日常的に接する人物だけど、患者としては医者が言うことをまずは信用するから、薬をもらうだけなのに、なぜ重複して話をしないといけないのか、やや面倒さを感じる。
そういえば先日処方された薬の用法について、薬剤師より医師に確認します、とされたことがあった。ドラマを見て、あれが疑義照会みたいなものだったのかなー、と。
薬剤師は女性の割合が多いように思うが、調べてみると４：６でかなり女性が活躍している分野と目される。一方で医師の男女比は８：２。医学の業界でのヒエラルキーもあるだろう。アンサング・シンデレラでは、そういった事情もうまく織り交ぜている。
コミックスは恋愛や青春等の普遍的なテーマのものは星の数ほどあるが、なかなか描かれてこなかったけど、専門性の高い分野は作者自身の興味がそのまま反映されたテーマであることは言うまでもなく、専門性の高い分取材を重ねたものはやはり作者の熱量が違う。気合が入りすぎて詰め込みすぎてる場合もあったりして、それも含めてそういう作品は応援したくなる。
