クセが強めの上司がいる。
人事異動で来られて１年が経とうとしている。
直属の上司ではないけど、仕事上絡みが多い。
正しいけど、理屈っぽくて、言い方…と思う場面もあるので、苦手という人は多いみたい。
でも、私は意外とイヤじゃない。
先日は上部組織が発出した文書に対して、電話で照会をかけているのを見て、内心おもしろがっていた。内容は文言の統一、〇〇等という表現の等は何を含むのか、根拠となる関連文書について云々。
個人的には法律条文を読み慣れているから、文書を作成するときには留意もするし、言い回しのこだわりや規程の解釈におもしろさも感じているタイプなので、こんなことを言っている人がいるのは、自分と感覚が似ていて、気持ちが分かるから普通におもしろいのだ。こういうことを言ってくれる人がいないと組織も人も成長しないと思っている。
こんな変わりものの上司に私も初めは面食らったが、仕事で絡むうちに、私の仕事に対して何か共感するものがあるようで、信頼してもらえるようになったらしい。ハッキリとそう言われたので笑ってしまった。
こういう人間関係は社会的に仕事を通してしか築けないので、おもしろいなと思う。こういうタイプの上司に若いうちに出会って、すごく仕事がおもしろくなった経験がある。いま、またこういうタイプの上司に会って、せっかくなので精々おもしろがって仕事しようと思う。
