カラダの痛みが出ると、その箇所はどういう働きをしているのかを知る。
健康なときはそのありがたみがわからないというのはそのとおりで、好調だという意識がない限り、いつもの体調についてどうこう思うこともない。
当たり前っていうのは標準で、そこからより良い状態を目指していく。でも痛みは標準を思い直す機会でもある。こういう経験を重ねて、標準を維持することを目指すこともまた経験の役割でもある。
痛みなんてないに越したことはない。でも痛むから、大事にするし、痛むから思いやれる。
先日痛み止めを処方されて、痛みがおさまるのを感じると痛みってなんだろう、って思ってしまう。